JOYOUSCUPの参加で世界の子供たちに笑顔を│サッカーボールをタイへ寄贈
2023年11月25日に、天理教青年会の一大行事である第97回天理教青年会総会が開催されました。この総会は、真柱様、青年会長様の思いを聞かせていただき、天理教の教えや信仰を深め、青年会員同士の親睦と交流を図る大切な場です。
総会当日は、午後のプログラムとして「ジョイアスカップ」というフットサル大会が開催されました。「ジョイアスカップ」の趣旨は、「かしもの・かりもの」である身体を存分に活かし、共に楽しみ、学び、共感し合うというもの。
全国の青年会員が参加し、熱戦を繰り広げました。参加者からは、「久しぶりに仲間に会えた」「チームワークやコミュニケーションの大切さを感じた」「他の分会の人と仲良くなれた」などの声が聞かれました。
「ジョイアスカップ」について:身体を活かし、心をつなぐ
「ジョイアスカップ」の参加者は、事前に自分会や地域を表すチーム名を考え、オリジナルのユニフォームや旗を作成するチームもありました。
大会は、予選リーグと決勝トーナメントの二つのステージが設けられ、予選リーグでは、24チームが6つのグループに分かれて総当たり戦を行いました。各グループの上位1チームが決勝トーナメントに進出。試合時間は、予選リーグが10分、決勝トーナメントが15分です。試合は、フェアプレー精神のもとに行われ、審判は有志によって務められました。大会の結果は、以下の通りです。
順位 | チーム名 | 分会・教区名 |
1位 | KAKOキックーB | 加古分会 |
2位 | FC蒲生 | 蒲生分会 |
3位 | 夕張FC | 夕張分会 |
4位 | 南河内支部 | 個人チーム |
5位 | KAKOキックーA | 加古分会 |
6位 | 撫養ヴォルティーチェ | 撫養分会 |
大会のハイライトは、KAKOキックーBとFC蒲生の決勝戦。両チームともに攻守に優れ、スピードとテクニックを駆使してゴールを狙いました。
試合は、両者譲らずに0-0のままのこう着状態が続き、試合終了間際、KAKOキックーBが決定的なシュートを放ち、見事にゴール。選手たちは、歓喜の声をあげて抱き合いました。
FC蒲生の選手たちは、悔しさをにじませながらも、KAKOキックーBの選手たちの勝利を称えました。この試合は、参加者や観客の心に強く残るものとなりました。
そして、今大会では参加費の一部からボールを購入し、「ジョイアスボール」に寄付されました。
スポーツを通じた慈善活動:「ジョイアスボール」の活動
サッカーは世界中で愛されるスポーツであり、多くの子供たちがこのゲームを楽しんでいます。しかし、経済的な理由からボールを手に入れることができず、バナナの葉などで作った代用のボールで遊んでいる子どもたちは世界中にたくさんいます。
そんな子供たちに本物のボールを届け、喜びを分かち合うために2004年、「ジョイアスボール」プロジェクトが始まりました。このプロジェクトは、サッカーボールを通じて国際交流を促進することを目的としています。第1号のボールがコンゴの子供たちに届けられて以来、タイ、コロンビア、ケニアなど、世界19カ国に活動を広げてきました。
昨年は、寄付されたボールが通算で1,000個を超える大きな節目を迎え、今年はプロジェクト発足から20周年を祝う特別な年です。1つのボールが村の子供たちに無限の喜びをもたらし、1日中彼らの目を輝かせます。ジョイアスボールでは、この活動を一緒に盛り上げてくれる「JBサポーター」を募集しています。
代 表 : 千田兼宏
事務局長 : 柴垣善也
事務局 : 愛知県名古屋市北区田幡2丁目10−9
海を越えて届けられた希望:サッカーボールが子供たちの笑顔に
2月に、「ジョイアスボール」からの依頼を受けて、敷島分会のメンバーがタイにあるバーンチューンドーイステープ校にサッカーボールを6球届けてくれました。バーンチューンドーイステープ校は、タイ王国チェンマイ県チエンマイ市にあるインターナショナルスクールです。幼稚園から高校まで、約1,300人の生徒が在籍しています。
以下届けた感想
現地に足を運んだことで、誰かと誰かをつなぐ助けになったようで、嬉しかったです。
子どもたちは万国共通で、元気で純粋で輝いていると感じました。訪問が歓迎され、とても良い雰囲気でした。
ジョイアスボールを通じて交流できたことで、国や環境、言葉が違っても子どもたちの喜ぶ姿を見ることができ、私たちが喜びを感じることができました。
子どもたちや周囲の人々の様子、子どもたちも職員の方々も、交流会の最初は緊張しているように感じましたが、すぐに笑顔が増え、とても和やかな交流会となりました。
サッカーボールを通じてタイの子どもたちと心を通わせることができ、私の心も温かくなりました。改めて、世界一れつきょうだいだと感じました。
子どもたちや周囲の人々の様子、特に男の子たちはサッカーボールに興味津々でした。先生方も温かく受け入れてくださり、とても嬉しかったです。
現地の子どもたちと触れ合うことは貴重な機会でした。数年後に「あの時サッカーボールを持ってきた日本人」としてどこかで再会できたら、それは素晴らしいことだと思います。
子どもたちは本当に喜びを感じるのが上手で、ボールを渡した時や全体写真を撮った時など、いつも楽しそうで、私たちも嬉しくなりました。
さいごに
「ジョイアスカップ」や「ジョイアスボール」の活動を通して、自分の身体や能力を活かして社会貢献することの素晴らしさや楽しさを実感しました。また、サッカーボールを通じて、世界中の子どもたちに笑顔や希望を届けることができることも知りました。スポーツは、言葉や国境を越えて、人と人とのつながりや友情を生み出すことができます。「かしもの・かりもの」の身体や能力を活かして、世界の子どもたちに笑顔や希望を届けることに興味や関心を持っていただければ幸いです。最後に、今回の活動に関わってくださったすべての方、また、この記事を読んでくださった皆さんに、心から感謝の言葉を述べます。ありがとうございました。
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