「分会リーダー合宿」開催:天理教青年会がリーダーシップ強化とコロナ禍での活動再開に焦点

青年会本部が直属分会委員長を対象に2回の合宿を実施

青年会本部は、直属分会委員長を対象に「分会リーダー合宿」を2回に分けて開催。1回目は6月26から28日にかけて100母屋で、2回目は7月7から9日にかけて38母屋で行い、計146名が参加した。

これは、「分会リーダー層の間で問いと対話の文化を醸成し、互いに親交を深め、リーダーとしての自覚を高める。天理教青年会のビジョンを共に構想し、基本方針の意味するところを掴む。そして、それぞれの分会で『心を澄ます毎日を』送るための対話を重ね、そこから活動を展開できるようになること」を目的としたもの。期間中、参加者たちは「教えに基づく対話」に取り組んだ。

「心を澄ます毎日を」の基本方針についての講義

「基本方針を読む」のプログラムでは、今年の基本方針「心を澄ます毎日を。」について鈴木寿男出版部長が講義をした。その中で鈴木出版部長は、コロナ禍によって、教えに基づく日常生活こそが大事であると気付いたとして、教えの台である「かしもの・かりもの」を心に治め、誠の心を働かせる日々であり、それこそが、ひながたをたどることなのではないかと提起。「『教えに基づく生き方』をする人を一人でも増やしていくために分会活動があり、活動を通して一人ひとりが自分の心に矢印を向け、教えを学んで自らのほこりを払い、心を澄ましていくことが大切だ」と述べた。その後、2人1組になって講義の感想や、基本方針をどのように日常に落とし込むことができるかなどについて話し合った。

分会活動ワーク【ワクワク Build up!】での班活動

また、「分会活動ワーク【ワクワク Build up!】」の時間では、班に分かれて分会の現状や悩みを共有した。その後、班を分会の委員会と見立て、どのような活動を行うかについて練り合い、作成したプランを班ごとに発表した。コロナ禍で止まってしまった分会活動をどのように再開していくのかという悩みを抱えた参加者が少なくなかったが、そうした参加者たちも各班が考えた活動案を聞くなかで表情を明るくする様子が見られた。

今年度の総会テーマは「かえる」

最終日には、石倉勤副委員長が今年度の総会について話をした。その中で、天理教青年会総会の目的は、その時々の真柱様のお言葉や青年会長様の思いを聞かせてもらう中で、「青年会本部の基本方針を共有し、会員が集い接点を持って、信仰を掴むきっかけを提供する」ことにあると確認した上で、会員同士が接点を持つ重要性について言及。さまざまな持ち場立場の会員とより多くの接点を持てるよう、今年の総会の日程を、集いやすさの〝前提条件〟である「週末」に設定したと説明した。

さらに、今年の総会のテーマは「かえる」であると発表し、とにかくこの旬におぢばへ〝帰る〟大切さを強調。その上で、帰参したお互いが総会で出会った人との接点を通じて、いろいろな気づきを得ることで、自分自身を〝変える〟ような総会を共に作り上げていきたいという思いを、分会リーダーたちと共有した。

さらに、会員への総会参加の声かけについて自身の具体的な失敗談を挙げながら、一人ひとりの信仰の度合いや立場に合わせた声かけを心掛けるとともに、「本人は行きたいと思っていたのに声がかからなかった」といったことのないように、「丁寧な声かけ」をお願いしたいと呼びかけた。

参加者の感想:コロナ禍後の交流強化とリーダーシップ結束

参加者たちは、分会リーダー合宿を通してコロナ以来少なくなっていた分会間の交流を深めるとともに、リーダー同士の結束を強め、基本方針の実践と総会へ向けての活動に対する思いを高め合った。

(文=吉井 勇一朗)

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