「何度言ったらわかるの!」
そのイライラが教えてくれた
親神様の親心
慌ただしい夕食時、事件は起こりました
「どうしてお父さんの言うことが聞けないの!?
もう知らないよ!」
夕方の忙しい時間帯、それは突然起こりました。 妻が作った夕食を、5歳の息子が遊び食べをして、お味噌汁を派手にこぼしてしまったのです。
仕事から帰ってきて疲れていた私は、ついカッとなって大声を出してしまいました。「片付けなさい!」と怒鳴る私を見て、息子は火がついたように泣き出します。
本当なら、家族みんなで「美味しいね」と笑顔で食卓を囲みたかった。早く食事を済ませて、ゆっくりお風呂に入りたかった。 そんな私の理想は、床に広がるお味噌汁と共に崩れ去りました。心の中はモヤモヤと怒りでいっぱいです。
子供は親の心を映す鏡
泣きじゃくる息子を前に、私はふと、青年会の基本方針「心を澄ます毎日を」を思い出しました。 深呼吸をして、心の中で問いかけました。
「この出来事を通して、親神様は何を教えてくださっているのだろう?」
子どもが言うことを聞かないのは、
私が親神様の言うことを聞いていないからかもしれない。
私は自分の都合(早く休みたい、汚したくない)ばかりを優先して、 子どもの気持ち(眠かった、甘えたかった)を無視していました。 この「我(が)」の強さを、親神様は息子の姿を通して見せてくださったのです。
おやさまだったら、きっと失敗した子供を責めるのではなく、 「驚いたなあ、大丈夫やで」と優しく抱きしめられたに違いありません。 そう気づいた時、怒りの炎はスッと消え、代わりに申し訳なさで胸がいっぱいになりました。
「ごめんね」からリスタート
私はすぐに雑巾を手に取り、まずは自分の行動を変えてみることにしました。
片付ける前に、泣いている息子を抱きしめ、「大きな声を出してごめんね」と謝りました。
「こぼされた」と思うのではなく、「元気に食べてくれてありがとう、床を拭く機会をありがとう」と心の中で唱えました。
「一緒に拭き拭きしようか」と声をかけ、遊び感覚で片付けを行いました。
すると、さっきまで大泣きしていた息子が、「お父さん、ごめんね。僕が拭く」と小さな手で一生懸命手伝ってくれたのです。 その姿を見て、私は涙が出そうになりました。私の心が治まれば、子供の心も治まる。まさに教えの通りでした。
思い通りにならない時こそ、自分の心の「ほこり」を払うチャンス。
イライラする出来事は、親神様からの「ちょっと立ち止まって、心を静めなさい」という優しいメッセージでした。
これからも、子供と共に親として成長していきたいと思います。